ご当地便り

隠岐の島ウルトラマラソン

(2011.06.06)

 スタート!!スタート!!

隠岐島後の海岸線1周100kmに挑む、隠岐の島ウルトラマラソンが6月19日に開催されます!

今年のエントリーは100kmの部と、50kmの部で男女計782人。その内、島内からのエントリーは142人でほとんどが島外からの参加者です!!
ウルトラマラソンとは42.195kmのフルマラソンを遥かに超える距離を走るマラソンのことです。

マラソンには一般のマラソンのように一定の距離を走るタイプと、一定の時間を走り続けるタイプの二つがあるそうですが、隠岐の島ウルトラマラソンは、前者の一定の距離、100kmと50kmを走るタイプのマラソンです。

隠岐の島ウルトラマラソンの始まりは、前夜祭からです。
全国各地から集まったランナー達を、島の特産品であるいわがき、隠岐そば、海の幸、でもてなします。
他にも、地元の人々による手作りの歓迎催しが開かれます。

坂道がキツイ・・・坂道がキツイ・・・

そして出走当日。
100kmの部は午前5時、停泊中のフェリーの汽笛を合図に島の玄関口の西郷港をスタートします。
東に朝日を見つつ海岸線を走りながら、次第に山道へ入っていきます。
その後、隠岐の島町の代表的な景観地“白島海岸”を通り過ぎると、コースの中で最大高低差250mの上り坂(約15km)がつづきます。

隠岐には高い山こそないものの、アップダウンが激しいコースはランナー達の最大の敵です。
しかし、この難関を通過すると100kmのちょうど半分、隠岐の一ノ宮“水若酢神社”が見えてきます。
ここは、50kmの部のスタート地点でもあります。

ガンバレ~ガンバレ~

後半戦は隠岐の島町の西海岸を走ります。
ここでも高低差150mの山を3回上って降りて上って、降りて。。。。
ランナー達の体力をジワジワと奪っていきます。

しかし、島の西側は島前を遠望できる景観の美しい場所がつづきます。
いよいよ終盤最後の力を振り絞り、赤い大きな橋を渡って、隠岐の島町の総合体育館のゴールを目指すというのが、隠岐の島ウルトラマラソンのコース概要です。

隠岐の島ウルトラマラソンは、全国でも屈指の難コースと言われているそうですが、前回大会の完走率は84%。その高い完走率を支えているのが、大会の運営をサポートとする島民のボランティア約800名と、沿道からの温かい応援です。

ガンバレ~ガンバレ~

娯楽の少ない島では、ランナー達を応援することも、年に一度の楽しみの一つ。
地域のおばあちゃんや子供たちが道端から声援を送ります。

そんな隠岐の島ウルトラマラソンに参加したランナー達からは、『隠岐の名産は、住民であることを実感できるすばらしい大会でした。』
『私はランニング歴36年、これまでたくさんの市民マラソン大会に出ましたが、こんなに応援のみなさんの「気持ち」を感じたことはありません。感動しました。』
等々、感謝のお声を多数いただいているそうです。

なんだか、参加してみたくなってきたのでは?
残念ながら今年のエントリー受付は終了してしまいましたが、是非来年のご参加をお待ちしております!!
という私も、実はまだ一度も隠岐の島ウルトラマラソンに参加したことがありません。

来年は参加予定です!来年に向けてこれからトレーニングしよう!明日から・・・
↓↓詳しくは隠岐の島ウルトラマラソンHPをご参照ください↓↓
http://www.town.okinoshima.shimane.jp/marathon/index.php

ライター:澤井 藍


ホタル飛び交う隠岐の島

(2011.06.08)

ホタルが飛び交う隠岐の島ホタルが飛び交う隠岐の島

「ホタル飛び交う風景」と聞いてまず思い浮かべるのは、どのような風景でしょうか?
綺麗な水の小川があり、田んぼが連なる水辺の風景をご想像される方も多いのでは?
そういった水辺で美しい光を放つホタルというのは、だいたい「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」の2種類だそうです。
実は、日本にはホタルが54種類もいて、そのほとんどは、一生を山の中や森の中で過ごします。

隠岐でも、ゲンジボタルとヘイケボタルを見ることが出来ますが、実はもう一種類、山の中に住むヒメボタルがいます。ヒメボタルはゲンジ・ヘイケボタルとは、光り方・光の色・体の大きさ、生息地が違います。

6月中旬頃の、蒸し暑い日の夜を狙って、山へ続く道に少しだけ入っていきます。
しばらく進んだ所で、よぉく目を凝らして山の中を見ていると、フラッシュのようにパチパチと小さな黄色い光が灯っています。

光の数が少なければ、懐中電灯の光を木々の中に向けてパチパチパチと2~3点滅させてやると。。。。
この光に刺激を受けて、少しだけだった光が、だんだんと広がり、やがて辺り一帯がヒメボタルの光に包まれます。
(※ホタルは自然に暮らしているので、あんまり刺激しすぎないようにしてあげて下さい。)

まるで、イルミネーションのようですが、チカチカひかりながらフワフワ飛ぶイルミネーションなんて皆さん見たことないですよね?とっても幻想的で素晴らしい光景ですよ。

では、このヒメボタルがどんな姿か観察してみよう!ということで、傷つけないようにそ~っと虫取り網でホタルを捕まえみました。すると、その輝きには見合わないようなちいさな米粒くらいのホタルの姿がそこにありました。

ヒメボタルの体長はゲンジボタルやヘイケボタルより一回り小さい5mm~7mm程度です。ホントにお米1粒くらいの大きさですね。幼虫は山や森の中で生活し、カタツムリなどを食べています。ヒメボタルは川辺などの開けた場所ではなく森の中など、人目につきにくい場所でひっそりと光っているので、ゲンジ・ヘイケボタルに比べるとあまり知られていない種類なんだそうです。

日本人は、大昔から、初夏の風物詩としてホタルを愛でてきました。
そして、現在のでは、本来ホタルが住んでいないような場所に無理やり放流してみたり、何処かでたくさん捕まえてきたホタルをインターネットで売買したりと、お金さえだせばどこでもホタルの光を楽しめるようになりました。

でも、ホタルが本当に輝ける場所は豊かな森や山であり、そこに湧き出る清流のほとりであり、そして静かな里山です。ホタルが本当に輝ける場所を守りながら、ホタルを愛でることができる生き方をしていきたいなぁと思う今日この頃です。

隠岐のホタルの美しさは写真には収まりきりませんでしたので、皆様悪しからず。是非、ご自身の目で見に来てください!!

ライター:澤井 藍


隠岐の妖怪その八~セコ~

(2011.06.08)

今回は、モノマネが上手になるという妖怪ブロンズ像を紹介します!!

隠岐の島・島後に「かぶら杉」という、樹高40m、幹回り8mの巨大杉があります。
杉の幹は6本に分岐していて、その形が鏑矢に似ていることから、「かぶら杉」と言われるようになりました。

その杉のふもとに、“セコ”という妖怪のブロンズ像があります。
セコとは、2,3歳ぐらいの子供の妖怪で、河童が山に登ったものと言われています。

外観は1歳ほどの赤ん坊のような姿で、一つ目と二つ目のものが存在します。
ちょっと、いたずら好きな妖怪で、夜中に、山を歩いていると、楽しそうな声や音が聞こえるのは、
このセコによるものだそうです。

夜になると、このかぶら杉の周りで踊っているらしいですよ♪
モノマネ芸人の方や宴会芸を極めたい方は、ご利益を受けにきて下さい☆

樹齢600年のかぶら杉 樹齢600年のかぶら杉

かぶら杉の下で遊ぶセコ。いたずらされるかもよ。。。かぶら杉の下で遊ぶセコ。いたずらされるかもよ。。。

ライター:澤井 藍

観光に関するお問い合わせ先

  • 隠岐観光協会 08512-2-1577
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