激戦!ご当地グルメグランプリ☆
(2010.11.08) 隠岐諸島の中学生、高校生による「ご当地ぐるめグランプリin隠岐の島町ブロック」が開催されました。 10月30日日曜日11:30。審査員として参加させていただいた私が案内されたのは、決戦会場横の控室。周囲にはイイにおいが漂い、これから始まる激しい戦いを予感させます。
審査員を神妙な面持ちで見つめる挑戦者 この「ご当地ぐるめグランプリ」とは、隠岐の未来を担う子供たちが、今までにない新鮮な発想で「隠岐の食」を開発し、商品化していこう!という大会です。審査の基準はおいしさ・見た目はもちろん、地元食材を使用しているか、商品になることを目指す熱い想いが込められているかもポイントになっています。
「アラメ」という海藻を使ったパン。小さな巻貝「ニイナ」の身がゴロゴロはいったコロッケ。イカのすり身のパティに、イカゲソのスパゲッティーをパンで挟んだイカづくしのハンバーガー。「そば粉」や「イカ墨」を練りこんだ手作りアイスクリーム。バラエティーに富んだメニューの数々に、審査のことも忘れて。 |
特製ソースが味の決め手「イカボンバー」 中でもビックリさせられたのが、見た目も中身も一風変わったイカ料理「イカボンバー」。 イカの胴体に詰まっているのは、ミンチ肉とイカゲソ。ゲソのコリコリとした食感がアクセントになっています。そこにピリッと辛い山椒マヨネーズのソースをかけることで、全体が引き締まります。見た目からは想像がつかない後引く味に、一口、もう一口と箸が進みます。 他にも、地元で「あご」と呼ばれる“トビウオ”でダシをとり、具材にイカやサザエが丸ごと入ったおでんも美味でした。海の味がギュッと凝縮され、昆布だしの味に慣れている関西出身の私にとっては衝撃的な味でした。 |
そんな強豪揃いのなか、見事グランプリを勝ち取ったのはタコ焼きを隠岐流にアレンジした「オキ焼き」。 タコの代わりに隠岐特産のサザエの切り身をいれてソース・マヨネーズで味付けしたものと、「あご」だしで作ったあんかけ風の2種類です。シンプルですがサザエの旨味が活かされ、みんなから愛される味に仕上がっていました。
どの料理も予想以上に完成度が高く、その道のプロフェッショナルが集まった審査員の皆さんの舌を唸らせていました。 中・高生の熱い思いが込められた料理が商品化され、隠岐を訪れる観光のお客様の舌を唸られてくれる日もそう遠くはないはず!! |
ライター:澤井 藍
火の鳥と渓谷の宝石
(2010.11.08)
「渓谷の宝石」を激写! 隠岐ではさまざまな野鳥を見ることができます。海・山・川・里など、鳥が棲む場所によってもちろん種類も異なります。また、生活スタイルも様々で、一年間を通して同じ地域で生活する“留鳥”、春~夏に繁殖して秋には暖かい地域へ移動する“渡り鳥”、移動する途中で休息するために立ち寄り、再び移動する“通過鳥”、定住せずに各地を漂い生活する“漂鳥”などがいます。隠岐では留鳥が約50種類、それ以外が100種類以上観察されています。
この真っ赤な“アカショウビン”はブッポウソウ目ですが、同じブッポウソウ目のなかでも“渓谷の宝石”と言われる美しい青色の鳥が“カワセミ”です。アカショウビンが渡り鳥なのに対し、カワセミは留鳥であるため一年中島の中で見ることができます。渓谷の宝石と呼ばれるくらいですので、棲んでいるのはもちろん川です。私がよく見かけるのは隠岐・島後の八尾川沿いで、今年は春と秋に多く見ることができました。川辺の木々の中から出てきて、水面ぎりぎりをシューッと滑るように飛んでいきます。スズメぐらいの小さな鳥ですので、木にとまっているところを見つけるのは至難の業ですが、鮮やかなカワセミブルーの羽が目を惹きます。このカワセミの美しい青色を見ることが出来ると、なんだかちょっと得した気分になります。
これからは、冬鳥の渡りの季節。“ハクチョウ”や“マガモ”、顔が黒くてクチバシの先が平べったい“クロツラヘラサギ”という面白い鳥など、色々な鳥が渡ってきます。 寒いのは苦手なのですが・・・頑張って冬鳥観察に挑戦してみよう!と思っています。
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ライター:澤井 藍
隠岐の妖怪その三 かっぱの巻
水木しげる先生がデザインした河童 (2010.11.08) 隠岐の子供たちは、銚子川の中流にある「河童淵」と呼ばれる辺りで泳いでいると、河童に足を引かれるので近づいてはいけないと親から教えられます。
全国の河童愛好者が1988年に「河童連邦共和国」を建国し、「水は命、河童は心」をスローガンに現在国内外に54のかっぱ村が存在しています。 「大山隠岐かっぱ村」は記念すべき?55村目なのです!
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ライター:澤井 藍
観光に関するお問い合わせ先
- 隠岐観光協会 08512-2-1577